いつから始める?お子さんのむし歯予防

お口のこと

 お子さんが一才を過ぎてくると乳歯が出始めてきます。そうするとお母さんたちは「むし歯を予防するにはどうしたらいいですか?」歯医者さんに聞いたりネットで調べたりします。もちろん正しいのですが、歯がはえてからでは遅いこともあると知っておきましょう。

乳歯はどうやって作られるの?

 歯がはえたときに見えている部分は歯ぐきの中で少しづつ作られ出てきます。歯ぐきの中にあるうちにカルシウム成分が少ないと弱い歯しか作ることができません。特に乳歯の場合にはお母さんのおなかの中にいるうちに歯が作られ始めます。その時期は直接胎児に栄養素が供給されるわけでなく、へその緒を介してお母さんから栄養を分けてもらいます。現在の食生活の中で、栄養の偏りが問題になることがありますが、お母さんの栄養の取り方が胎児にもそのまま影響します。その中でも特にカルシウム成分は骨を作るためにも必要なので不足しがちになります。その結果、小さい骨格、弱い乳歯となってしまうのです。

乳歯を強くするには?

 このように、乳歯をむし歯にさせないよう強くしようと思ったら、歯がはえてきたらフッ素をつけることで強化するしかありません。歯科医院におけるフッ化物塗布や学校で行うフッ化物洗口で歯を強くし、お母さんの仕上げ磨きで汚れを取ることでむし歯の原因となるプラーク(歯垢)を除去。甘いものは規則正しく与えることで、プラークを作らないようにする。この三つの方法でむし歯を予防していくことが大切です。

 ではそれだけやっていれば将来永久歯になった時に大丈夫でしょうか。実はこれだけでは不十分なのです。先ほどの三つに足りないもの、それはカルシウムと噛むことの二つです。

大人の歯はどうするの?

 乳歯はお母さんのおなかの中にいる時に作られると記しました。では永久歯はいつごろから作られるのでしょうか。答えは生まれた瞬間からです。口で栄養を取るようなった頃六才臼歯が初めに作られ始めます。それから前歯から奥歯にかけて少しづつ作られます。だから乳幼児期に大きな病気などで体がうまく機能しないとその時期に作られるはずだった永久歯の一部の場所だけがへこんだりします。ということは、乳幼児期にカルシウム分を積極的に摂取すれば強い永久歯になります。強い永久歯とはむし歯になりにくい歯ということ。これにフッ素を組み合わせれば鬼に金棒です。

 あと、噛むことというのは、今は昔と比べて柔らかい食べ物が増えています。噛まなくても飲み込める食べ物ばかりなので噛む習慣というのが減っています。その結果あごの発育が不十分で、永久歯がはえるスペースが足りなくなり、でこぼこの歯並びになるという叢生(そうせい)が多いです。六歳ごろ永久歯がはえ代わる時に慌てても骨格はすぐには大きくなれません。二,三才のころからの習慣が影響してくるので、小さいうちから噛む習慣をつけましょう。

まとめ

 最終的なゴールを永久歯がきちんとはえる事とするのであればお子さんが小さいうちにやっておいたほうが良いことは、

 『よく噛んで栄養のバランスが取れたご飯を食べ、食後はきちんと歯磨きをして、定期的に歯科医院で清掃をしてもらい、フッ素をつけて、もし乳歯にむし歯ができたら早めに治療してもらう。』

 以上のことができればいいお口の状態になります。もし気になることがあればかかりつけの歯科医院を受診して、相談してくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました